はじめに++
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このコーナーでは、パニック障害(PD)に関する情報を、初心者にもわかりやすく解説していきます。
「もしかしたら自分もPDなのではないか?」「家族がPDかもしれない」「PDにかかってしまったが、どう 対処していけばよいのか分からない」など、PDについて様々な疑問を抱いている方々へ、少しでも参考になれば 幸いです。


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パニック障害とは?++
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現在、日本人の100人に2,3人の割合でかかっていると言われている 「パニック障害(PD=パニック・ディスオーダーの略)」とは、ある日突然、 死の恐怖をも感じる程の「パニック発作」に襲われ、以後そのショックから 次の発作を恐れ「予期不安」「広場恐怖」に つきまとわれてしまい、外出が困難になったり酷い時は日常生活にまで支障をきたしてしまうという病です。
このことで、今まで当たり前に出来ていたことが一瞬にして出来なくなってしまった等のショックや、絶望感等から、 鬱などの心の病の症状も併発してしまう場合があります。

発作自体は、約30分程度で治まると言われていますが、病状などによってはそれ以上の時間、発作が続く 場合もあります。

PDはトラウマやPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの症状に非常によく似ています。
分かり易く説明すると、例えば幼い頃犬に噛まれた経験があり、それ以後犬が怖くなり触る事も 近づく事さえも出来なくなってしまう…という現象がありますよね?
その現象と非常によく似ています。
ここで言う「犬に噛まれた経験」がPD発症のキッカケとなる最初の発作で、「以後触ったり近づいたり出来なく なる事」が予期不安や広場恐怖を意味します。

原因は未だはっきりとは究明されていませんが、脳の伝達経路内で誤作動が生じ、セロトニンという脳内伝達物質が正常に 作動されないことから副交感神経が正常に働かず、この様な発作を引き起こしてしまうという説があります。
しかし、抗鬱剤や抗不安薬を投与することによって、発作などの症状を和らげることが出来るようです。
また、PD患者の5人に1人の割合で身内に経験者がいる、幼い頃に辛い経験をしたという説がありますが、 それがこの病と何らかの因果関係があるかどうかは不明です。


 【パニック発作の症状】

   ・ 動悸
   ・ 呼吸が苦しくなる
   ・ 胸が苦しくなる
   ・ 吐き気や腹部の違和感
   ・ めまい・ふらつき
   ・ 焦燥感
   ・ 自分が自分でない感覚
   ・ 自分がふわふわと浮いてる感覚
   ・ 身体や手足のしびれ
   ・ 体の寒気やほてり
   ・ その他

   これらの症状が4つ以上同時に現われ、10分以内にピークに達します。


予期不安とは?++
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 「また同じような発作を起こしてしまったらどうしよう」などと、次の発作を恐れたり、発作の予兆を感じ不安 を感じてしまうこと。


 
広場恐怖とは?++
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  次の発作を恐れる不安感から、家から遠く離れるような場所へ行ったり人ごみのある場所へ行ったり、 電車・高速道路・美容院・歯医者など、拘束されると思われる、あらゆる場所へ行く事が困難になってしまう事。